走ると足の甲が痛い、、、。
いつも右足だけ痛くなる、、、。
フォームを意識しているのに改善しない、、、。
このお悩みの問題を見つけるため、ランニングフォーム解析を行いました。
今回、足の甲が痛くなる悩みの問題は『プロネーションがなさすぎる』ことでした。
プロネーションとは、
足部が地面につくと内側に倒れ込み、着地の衝撃を吸収する身体に備わった機能です。

プロネーションがあるおかげで自分の体重の3倍もかかる着地の衝撃を吸収できます。
プロネーションが大きすぎるとオーバープロネーションと呼び、足部が内側に倒れ込みすぎることで関節に負担がかかります。
プロネーションが小さすぎるとアンダープロネーション(サポネーション)と呼び、足部が内側に倒れ込まず、骨や関節に負担がかかってしまいます。
今回、足の甲の痛みが出るのも、
プロネーションが小さすぎるのが問題でした。
○着地時のフォームです!

本来であれば、着地で足部が内側に倒れ込む動きがありますが、内側に倒れていません。

地面を蹴って前に進む時に、
本来、母趾球に体重が乗るはずが、
黄色矢印のように外側に力がかかっています。
この力が繰り返しかかっていることで、足の甲(骨)へのストレスが増え、痛みが出てくるのです。
プロネーションが少ない原因を探す
ランニングフォームでは、プロネーションがないことが問題だと分かりました。
次のステップは『プロネーションの原因を探すこと』です。
プロネーションは運動連鎖が起こることで、連動していきます。
◎運動連鎖 足部が地面につく ↓ プロネーションが起こる ↓ 膝が内へ入る ↓ 股関節が内へ入る
プロネーションが少ないのは、運動連鎖がどこかで止まっている可能性があります。
下の写真は膝が外に開いてしまっています。

膝が外に開いているのは、
足部→膝→股関節の運動連鎖がうまくいっていない証拠です。
この原因として考えられるのが、
・股関節の柔軟性不足
・腓腹筋(ふくらはぎ)の柔軟性不足
股関節や腓腹筋の柔軟性低下により、
本来、内に入るはずの動きが制限されます。
その結果、衝撃吸収がうまくいかない動きの繰り返しとなり、
足の甲が痛くなるのです。
人の足は柔と剛を使い分けている
本来の体の機能として、
着地の衝撃吸収の時は“柔“、
身体を前に進めていくには“剛“
これを使い分けられるのです。
この使い分けがあるおかげでずっと歩いても疲れないし、
速く走ることができるのです。
分析を正しく行うことで、
悩みの原因を見つけ出し、改善方法を見つけ出すことができます!
アスレティックランニングでは、
分析力・改善力を大事にしています!
痛みやパフォーマンスが上がらず悩みがある方は、
問題の原因を見つけていきましょう。
アスレティックランニングでは、
①ランニングフォーム分析で問題を見つけ出す
②問題を解決する方法を見つける
③トレーニングで問題を解決する
この流れでランナーのお悩みの改善、パフォーマンスアップを行っております。
ランニングフォーム分析は
ランナーの問題を正確に見つけ出すため、
他にはない細かいチェック項目を設定しております。
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